こんにちは!金融坊主です。
最近「老後2000万円問題」という言葉を耳にすることも多いのではないでしょうか?
私もお客様から老後に向けた資産形成についてどうすれば良いのか聞かれることが多いです。
その老後のお金問題の中でも多くの費用を占めるのは「介護」ではないでしょうか?
本日は実際に私の祖母に対して実際にかかった介護費用を皆様にお伝えしたいと思います。
公的介護保険制度
さて介護費用を考える上で欠かせないのは公的介護保険制度です。
公的介護保険は、介護が必要になったときに介護サービスを受けられるようにする社会保険の制度です。日本では、40歳になるとすべての人が公的介護保険に加入し、介護保険料を負担します。そして要介護認定を受け、認定された介護度に応じて給付が受けられるしくみになっています。
要介護認定を受けた場合は介護サービスを受けることができますが、所得により、1割から3割の自己負担があります。
現役並に所得のある高齢者は、介護保険利用時の自己負担割合が3割になりますが基本は1割負担と考えて頂いて差し支えないかと思います。
1割負担と聞くとそれほど負担感はないように感じますよね!
私の祖母について
私の祖母の介護費用についてお伝えする前にまずは私の祖母の介護状態は以下になります。
・現在85歳
・認知症(要介護3)
・在宅介護→施設へ
・78歳時に要介護認定
・2年間の在宅介護後、80歳で施設へ
・特別養護老人ホームは空きがなく、介護付き老人ホームへ
私の祖母の介護費用(在宅介護)
●訪問介護月額(週2回)
自己負担サービス費(1割負担):7,000円
昼食代 : 6,000円
合計 :13,000円
●ショートステイ月額(週3回)
自己負担サービス費(1割負担):9,000円
昼食代 : 11,000円
滞在費 : 7,500円
合計 :27,500円
両サービス合計月額:40,500円
いかがですか?月額40,500円であればなんとか年金でも賄えそう金額ですよね!
それでは施設に入居した場合を見てみましょう!
私の祖母の介護費用(施設入居)
●介護付き老人ホーム
自己負担サービス費(1割負担):24,500円
昼食代 : 70,000円
家賃相当額 : 10,000円
管理費 : 130,000円
合計 :234,500円
なんと月額が跳ね上がります…
祖母は国民年金でしたので、当然足りません。
そのため私の両親が不足分を賄うことに…
私の両親は、「やっと子供が大学卒業したと思ったら、それ以上の負担が…」と嘆いておりました…
民間の施設に入るのであれば貯金の切り崩しか子世帯からの支援がどうしても必要になります。
子世帯に迷惑をかけたくない!ということであればしっかりと準備しておくことが必要ですよね!
介護に備えてやるべきこと
公的介護保険制度はあれど民間の施設に入居する場合は多額の費用がかかります。
- 資産形成(積立NISA)
- 民間介護保険への加入
等でしっかりと備えておきましょう!
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